COSMOS

Creation of Harmonious JSL Education in Elementary Schools with Syllabus of Japanese Language Textbook Vocabulary

グローバル化の進展にともない帰国・外国人児童は急増しています。我が国で暮らすこどもたちが、属性や出身に関わらず平等に学び共に成長することのできる環境構築が極めて重要な時代を迎えています。とりわけ、我が国の豊かなことばを学び、各教科の学習の基本ともなる「国語」は大切であり、帰国・外国人児童の生きる力の育成という視点からも欠かすことのできない教科であると言えます。

一方、帰国・外国人児童にとって国語は9教科の中でも特に参加に困難が伴うものとされ、授業についていけないこどもたちが多く存在することが報告されています。その要因には、授業の根幹を成す国語教科書の語彙がJSL(Japanese as a Second Language)の視点からは難度が高いという実情と、そうしたことばを学習・教育する上で必要な国語教科書掲載語彙の全体像の把握が未解決となっていることが挙げられます。

そこで、本研究プロジェクトでは、我が国で学ぶ全ての児童が等しく学習機会を得ることのできる「共生型小学校国語科教育」の実現のため、帰国・外国人児童の学びに必要とされる国語教科書掲載語彙の実態解明と分析結果の公開に取り組んでいます。2019年5月現在、語彙データ収集とアノテーション作業が完了している文部科学省検定済国語教科書は第1学年から第4学年までとなっています。今後、第5学年・第6学生の国語教科書データも拡充し、更なる分析も実施してゆく予定です。加えて、これらの取り組みには教育現場、また、教材作成現場における実践を通じた、新しい学習支援の在り方や可能性についての検討も必要です。教室で利用するための教材作成や帰国・外国人児童が利用するためのアプリケーション開発も視野に入れ、学習と教育の両側面からプロジェクトを展開してゆくことが計画されています。

活動の進捗や成果は順次本webサイトで公開して参りますので、日本語を母語としないJSL児童への教育に従事されていらっしゃる方々にご活用いただければ幸いです。ご利用に際し、ご質問やご要望、活用事例など、ぜひお寄せいただけますと幸甚です。

■ 研究代表者

東洋大学 国際教育センター 准教授 田中 祐輔

東洋大学 国際教育センター 准教授

田中 祐輔

  • 【専門分野】

    日本語教育 / 国語教育

  • 【略歴】

    筑波大学日本語・日本文化学類卒業。早稲田大学大学院日本語教育研究科博士後期課程修了(博士:日本語教育学)。

研究助成について

本Webサイト『COSMOS』、および、本Webサイト掲載の『帰国・外国人児童のためのJSL国語教科書語彙シラバスデータベース』は、公益財団法人博報児童教育振興会による第13回児童教育実践についての研究助成(研究課題:「帰国・外国人児童のためのJSL国語教科書語彙シラバスの研究―グローバル社会における共生型小学校国語科教育をめざして―」 / 研究代表者:田中祐輔)を受け制作されたものです。

https://www.hakuhofoundation.or.jp/subsidy/recipient/2018.html

ご利用方法

本Webサイトにて公開されているexcel形式のデータ(『帰国・外国人児童のためのJSL国語教科書語彙シラバスデータベース』)は、学習や教育、研究のためでしたらどなたでもダウンロードしてご利用頂けます。ご利用に際しては、以下の利用規約をお読みいただき同意の上ご利用ください。ご不明な点やご質問などございましたら、こちらまでお問合せください。

1.著作権

『帰国・外国人児童のためのJSL国語教科書語彙シラバスデータベース』は田中祐輔が制作したものであり、著作権および公開・配布などの権利は制作者に帰属します。

2.利用の範囲

『帰国・外国人児童のためのJSL国語教科書語彙シラバスデータベース』として本Webサイトで公開されている各excelファイルは、学習・教育・研究を目的とする個人および団体にご利用いただくために制作されたものです。学習や教育、研究の発展のためという範囲において自由にご利用いただくことができます。

3.出典の記載

『帰国・外国人児童のためのJSL国語教科書語彙シラバスデータベース』として本Webサイトで公開されている各excelファイルの全部または一部を用いた研究や教育を行い、それを第三者に公開する際は『帰国・外国人児童のためのJSL国語教科書語彙シラバスデータベース』を利用したことを明記して下さい。また、ご負担でなければ発表後または公開後で構いませんので、原稿のコピーなどを制作者にお送りいただければ幸いです。

〔出典の記載例〕

田中祐輔(2019)『帰国・外国人児童のためのJSL国語教科書語彙シラバスデータベース』公益財団法人博報児童教育振興会第13回児童教育実践についての研究助成

TANAKA, Yusuke. 2019. Creation of Harmonious JSL Education in Elementary Schools with Syllabus of Japanese Language Textbook Vocabulary. 13th Hakuho Research Grant for Child Education, Hakuho Foundation.

〔付記の記載例〕

本研究の分析では『帰国・外国人児童のためのJSL国語教科書語彙シラバスデータベース』(田中祐輔,2019,公益財団法人博報児童教育振興会第13回児童教育実践についての研究助成)を利用した。

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